認定連携事業の紹介

認定連携事業 第14弾(2019.3)

命をつなぐPROJECT

団体名 特定非営利活動法人日本エコロジスト支援協会
連携主体 知多半島生態系ネットワーク協議会、知多半島臨海部立地企業11社、命をつなぐプロジェクト学生実行委員会、愛知県
地域 愛知県

愛知目標の理念の継承事業であり、知多半島臨海部に連なる企業緑地を舞台に、企業や学生等が、緑地の質的価値を高めることを目標に立場を越えて協働しています。地域参加型のイベント開催、フリーペーパーやウェブでの情報発信等、様々な活動に取組んでいます。

●認定のポイント:取組の重要性
企業緑地を様々な取り組みを通じて、生物多様性により資する場に変えていくなど生物多様性保全に貢献する取組であると同時に、学生発から複数企業を越えた協働を生み出した取組として注目されます

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ぐんまの自然の「いま」を伝える報告会

団体名 群馬県(自然環境課、県立自然史博物館、県立ぐんま昆虫の森)
連携主体 国(環境省)、地方公共団体、地域の活動団体、専門家、企業、教育機関等
地域 群馬県

報告会、特別展等を開催し、県内の自然保護・保全に携わる団体等の活動成果を発表することで、広く一般に対する地域の生物多様性の保全への興味関心を高めるとともに、団体間のネットワークを構築しています。

●認定のポイント:取組の重要性
10年以上にわたる地域の活動発表・交流の機会を提供することで、生物多様性の普及啓発・保全に向けた協働・人材育成・モニタリングなど地域の保全能力向上に貢献する取組です。

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鈴鹿山麓フクロウ保護プロジェクト

団体名 三重県立四日市西高等学校自然研究会
連携主体 三重県、四日市市、いなべ市、菰野町などの地方公共団体、東芝メモリ株式会社四日市工場、大学、NPO、各種の森林組合等
地域 三重県

三重県で準絶滅危惧種に指定されるフクロウの保護とその生息環境の保全を目指し、保護、研究、教育の3つの柱で実践しています。巣箱掛けによる子育て支援、繁殖時の生態調査、餌動物相を明らかにするための研究、および体験型の講演会などの啓発活動に取り組みます。

●認定のポイント:取組の重要性
フクロウをシンボルに調査・普及・保全活動に取組むほか、環境人材育成の効果も期待されます。また、企業や大学との連携によるモニタリングシステムの構築など新たな取組も積極的に展開しています。

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田んぼ生きもの賑わいプロジェクト

団体名 鴻巣こうのとりを育む会
連携主体 コウノトリを育むモデル水田づくりプロジェクト実行委員会、関東エコロジカルネットワーク推進協議会
地域 埼玉県

田んぼ生き物の賑わいを再生するため、ビオトープの設置や魚道の設置を行い、無農薬・有機栽培を容易とする「ふゆみずたんぼ」も実施します。このようなモデル水田耕作を行うことにより、環境保全型農業の普及と生物多様性を目指す事業です。

●認定のポイント:取組の重要性
コウノトリをシンボルにした生き物豊かな田んぼ再生事業と環境教育事業、他地域との連携を進めることで、生物多様性保全と持続可能な利用の推進に貢献する取組です。

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『つなげよう いのちとりどり 誇りの暮らし』

団体名 九重町役場
連携主体 地域NGO、農家、地域住民など
地域 大分県

生物多様性地域戦略(2017年3月策定)の推進です。99(九重)年後の将来像を掲げ、住民や団体等のみなさんと内容を考えた、手作り感あふれる戦略です。表題は戦略の理念で、さまざまな命とともに、誇りのある暮らしを未来へつなげたいとの願いが込められています。

●認定のポイント:取組の重要性
丁寧な住民参加による生物多様性地域戦略の策定・実施の過程を活かし、地域の自然の未来像を設定や協働型保全活動を生み出すなど、生物多様性保全と持続可能な地域づくりに貢献する取組です。

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特定外来生物 スパルティナ属の国内根絶を目指す活動

団体名 日本スパルティナ防除ネットワーク
連携主体 中部地方環境事務所、九州地方環境事務所、自治体、国立環境研究所、大学、高校等
地域 日本全国

2011年に国内への侵入が確認された侵略的外来生物スパルティナ属植物の分布拡大防止、国内根絶、新たな侵入防止を目的としています。当会の駆除活動等により2016年には愛知県内の分布がほぼゼロになりました。また、防除に関する情報を収集・共有化しています。

●認定のポイント:取組の重要性
侵略的外来種の根絶に向けた普及・調査・手法研究・実施・ノウハウの蓄積と共有などを通じて、高い効果を発揮した生物多様性保全の取組です。

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「弘前だんぶり池」づくり

団体名 ひろさき環境パートナーシップ21
連携主体 弘前市環境管理課・青森県環境政策課・青森県中南地域県民局農村計画課・弘前大学教育学部・弘前大学フィールドサイエンス研究会・キヤノンプレシジョン(株)・一般市民
地域 青森県

弘前市環境基本計画の策定を機に、市と「環境パートナーシップ協定」を締結し、生物多様性に配慮した自然環境の復元をめざして、「弘前だんぶり池」づくり(だんぶり:津軽弁でトンボのこと)を市と協働しながら行っています。

●認定のポイント:取組の重要性
希少なトンボの生息地の復元事業として効果を発揮している取組であり、また、共同による調査や、環境教育活動も注目される活動です。

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椹野川河口干潟等における里海再生活動

団体名 椹野川河口域・干潟自然再生協議会
連携主体 学識者、大学、地域住民、漁業協同組合、森林組合、環境保全団体、NPO、研究機関、地方公共団体、企業等
地域 山口県

2004年に設立した自然再生協議会を中心として、椹野川河口干潟・山口湾の「里海の再生」を目標に、流域に関わる多様な主体が協働・連携し、干潟等の生物多様性の向上、漁場環境の改善、親水性の向上等の取組を進めています。

●認定のポイント:取組の重要性
流域圏を意識しながら、河口干潟の自然再生活動を通じて、生物多様性の保全、干潟・藻場の生産性向上、干潟を活かした知己作りなどに高い効果を有する取組です。

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孟子不動谷生物多様性活性化プロジェクト

団体名 自然回復を試みる会・ビオトープ孟子
連携主体 和歌山県、海南市、和歌山大学、県立向陽中学校、(社)日本ユネスコ協会連盟、県立自然博物館
地域 和歌山県

平成22年度(社)日本ユネスコ協会連盟主催第1回プロジェクト未来遺産登録をされたことを機に発足した孟子不動谷における、大学生、中学生、小学生、幼稚園児による自然観察、環境教育、調査研究活動(未来遺産運動)です。

●認定のポイント:取組の重要性
取組への支援者・参加者の増加が期待されるほか、類似の活動の他地域への波及効果も期待できます。

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わたらせ未来プロジェクト

団体名 わたらせ未来基金
連携主体 国土交通省利根川上流河川事務所、いすゞ自動車株式会社、TOTO株式会社、積水成型工業(株)、NPO、協議会、自治体等
地域 栃木県

渡良瀬川流域の人たちが立場を越えて協力し合い、上流足尾の森林再生と下流渡良瀬低層湿原(遊水地)に氾濫原の生態系を再生させ、渡良瀬遊水地のエコミュージアム構想実現に向けて活動し、自然と人間の共生、流域社会システムの構築を目指すプロジェクトです。

●認定のポイント:取組の重要性
湿地の環境保全、環境教育に関し多彩な協働・参加型施策を展開する、生物多様性保全や自然を活かした地域づくりを行なっている事は、今後他組織が遊水地の中で行う参考として、効果の高い取組です。

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