3月14日(水)国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)地域フォーラムin東京【開催報告】
- 地域セミナー
- 開催報告
開催日時 | 平成30年3月14日(水)13:00~15:00 |
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会場 | TKP日本橋カンファレンスセンター4階 ホール4B(東京都中央区八重洲1-2-16) |
主催等 | 国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)、環境省 |
定員 | |
費用 | |
備考 |
3月14日(水)国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)地域フォーラムin東京の開催報告
環境省と「国連生物多様性の10 年日本委員会(UNDB-J)」は、3月14日(水)にTKP日本橋カンファレンスセンター(東京都中央区)において、「国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)地域フォーラムin東京」を開催しました。
本フォーラムでは、「生物多様性の伝え方」をテーマに、様々な手法で生物多様性の主流化に貢献している主体が話題提供を行い、参加者の皆さんと効果的な主流化の手法について理解を深めました。
また、国連生物多様性の10年の最終年である2020年に向けて、「グリーンウェイブ」への参加呼びかけをさらに強化するため、本フォーラムにて「地球いきもの応援団・グリーンウェイブ大使」及び「『グリーンウェイブ』オフィシャル・パートナー」を任命しました。
概要
開催日時 | 平成30年3月14日(水)13:00~15:00 |
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会 場 | TKP日本橋カンファレンスセンター4階 ホール4B(東京都中央区八重洲1-2-16) |
主催等 | 国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)、環境省 |
出席者数 | 約100名 |
会場の様子 |
開催結果
1.開会挨拶
- UNDB-J委員長代理 涌井 史郎:
涌井委員長代理より「生物多様性をどのように分かりやすく伝えていくのか、SDGsと絡めて非常に重要となる。このフォーラムを通じて、生物多様性の主流化を果たすための伝え方について、皆様方と共に学び合い、取り組みのヒントとしたい。また残り3年となった愛知目標の期限である2020年に向けて、今後さらに生物多様性の取り組みを推進していく機会としたい」との挨拶がありました。
涌井委員長代理 |
2.UNDB-Jの活動紹介
環境省生物多様性主流化室 室長 長田 啓 |
UNDB-Jが行っている様々な活動と愛知目標の達成期限である2020年に向けて、生物多様性の主流化をさらに加速しUNDB-Jの更なる取組の強化を行うために策定した「ロードマップ」について紹介しました。
3.「地球いきもの応援団・グリーンウェイブ大使」
「『グリーンウェイブ』オフィシャル・パートナー」任命式
① 「グリーンウェイブ」の取組紹介
(公財)国土緑化推進機構 参与・政策企画部長 冨永 茂 氏 |
環境省、農林水産省、国土交通省とともに、2017年からUNDB-Jも主唱に加わって、グリーンウェイブ活動への参加を呼びかけている。新たに創設した「グリーンウェイブ」オフィシャル・パートナー任命制度、「グリーンウェイブ大使」について、また首都圏で実施するキャンペーンや教材「みぢかな樹木のえほん」について紹介しました。
②地球いきもの応援団「グリーンウェイブ大使」任命式
涌井委員長代理 | 2018ミス日本みどりの女神 竹川 智世 氏 |
本年1月15日に「第50回ミス日本コンテスト大会」が開催され、「2018ミス日本みどりの女神」として竹川智世さんが選定されました。「ミス日本みどりの女神」は日本の木の文化や、緑や木の重要性をわかりやすく発信する役割を担っています。UNDB-Jから、地球いきもの応援団「グリーンウェイブ大使」に任命し、生物多様性の推進をお願いしました。
③「グリーンウェイブ」オフィシャル・パートナー任命式
UNDB-Jは、国連生物多様性の10 年の最終年である2020 年に向けて、「グリーンウェイブ」への呼びかけをさらに強化するため、新たに「グリーンウェイブ」オフィシャル・パートナーの任命を実施することとしました。その第1弾として、過去に登録実績のある団体等から8つの団体を任命しました。
4.セミナー
テーマ:生物多様性の伝え方
「大阪市生物多様性戦略について」
進行 CEPAジャパン 理事 宮本 育昌 氏 |
①「どうしたら伝わる生物多様性~生物多様性理解促進のためのパンフレットを作成する皆さまへ」
地球環境関西フォーラム 生物多様性部会 宮川 五十雄 氏 |
地球環境関西フォーラム生物多様性部会が、関西で配布されている生物多様性に関するパンフレット200冊ほどを評価した結果を紹介。優良パンフの共通点として、メッセージが明確、対象が明確、ビジュアル的に見やすい、使われる場面が想像できる、読者がアクションを起こせるなどがあげられた。さらに制作者に聞いたポイントやチェックリストなどについてもお話しされました。
②「公園緑地における生物多様性向上の取組み ~普及啓発とパートナーシップ~」
特定非営利活動法人 NPO birth レンジャー部 主任 杉山 俊也 氏 |
生物多様性に配慮した公園管理の実践として①生態系の回復、②生物多様性の普及啓発、③パートナーシップによる保全を行っている。希少種保全や外来種防除、調査活動、年齢層に応じた多様な自然体験プログラムの提供やセルフガイドシートなどの教材について紹介されました。また、登録ボランティアの他、インターンや企業、学校、体験ボランティアとのパートナーシップによる保全活動についてお話しされました。
③「会員企業に向けた生物多様性の伝え方~電気電子業界における生物多様性の主流化に向けて~」
電機・電子4団体 生物多様性WG 株式会社 明電舎 環境企画推進課 阿部 達也 氏 |
生物多様性がどのように事業活動と関連しているか、生物多様性になぜ取り組まなければならないかを認識・理解してもらい、活動に取り組んでもらえるようにするために取組んできた、事業活動と愛知目標の関連性整理や教育・啓発ツールの制作、生物多様性保全活動事例データベース作成、にじゅうまるプロジェクトの連携などを紹介されました。