Interview:地球いきもの応援団
茂木 健一郎(もぎ けんいちろう)脳科学者
多様性のある環境の中にいると、脳が健康に保たれ、さまざまな学びが可能になる。
「みんな違ってみんないい」は、つまりは自分自身の為なのだ。
多様性を大事にする第一歩は、まずは、身近な自然に興味を持つこと。
ふと見かけた昆虫や、枝にとまっている鳥の名前を図鑑で調べてみよう。
鉢植えに生えてきた雑草が、限られた空間を精一杯活かしている様子を眺めよう。
多様な対象に向き合うことで、脳の認知の回路も豊かになっていく。
身近な自然の多様性に対してイキイキとした興味を持つことは、
脳のアンチエイジングにもつながるのだ。