「国際生物多様性年国内委員会(地球生きもの委員会)」設立
地球生きもの委員会とは
2010年は、愛知県名古屋市において生物多様性条約第10回締約国会議(COP10、通称「国連地球生きもの会議」)が開催される年でもあり、かつ、この会議の議長国である日本には、国際生物多様性年の成功に向けて大きな役割が期待されています。このような国際的要請を踏まえ、国内のあらゆる主体が、それぞれの立場で連携をとりつつ、生物多様性の保全とその持続可能な利用の確保に取り組むことを促進するため、国際生物多様性年を契機として、「国際生物多様性年国内委員会」を設立いたしました。そして、国際生物多様性年国内委員会の意思決定機関として、「地球生きもの委員会」が設置されています。
国内委員会は、国際生物多様年を契機に、国内の幅広い主体の参加を得ながら、「生物多様性」の認知度を高め、生物多様性の保全と持続可能な利用に資する活動を実施・促進します。
2006年12月の国連総会において、「2010年を国際生物多様性年とする」という宣言がなされました。国際生物多様性年の目的は、条約の3つの目的を達成するための認識を高めることです。
すべての締約国は、経済界、学術界等多様な分野の代表者を含む国家的な委員会(「国内委員会」)を設置し、国際生物多様性年の式典を挙行することが奨励されています。
- 国内の幅広い主体の参加を得ながら、「生物多様性」の認知度を高め、国際生物多様性年と国際生物多様性の日(5月22日)を普及啓発する記念行事や記念活動を実施していきます。
- 国際生物多様性年国内委員会の取り組みは、環境省のホームページで紹介するほか、COP10や国際年クロージングイベントの場で報告することとしています。
地球生きもの委員会の構成
委員長 | 社団法人 日本経済団体連合会会長 |
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委員長代理 | 浦井史郎 東京都市大学教授 |
学論経験者 | 岩槻邦男 東京大学名誉教授 堂本暁子 生物多様性JAPAN理事 山岸哲 (財)山階鳥類研究所名誉所長 浦井史郎 東京都市大学教授 |
経済界 | (社)経済同友会、(社)日本経済団体連合会、日本商工会議所 |
メディア | (社)日本新聞協会、(社)日本民間放送連盟 |
文化人等 | イルカ IUCN親善大使 小菅正夫 元旭山動物園園長 増井光子 よこはま動物園園長 |
関係団体 | 生物多様性条約第10回締約国会議支援実行委員会 生物多様性条約市民ネットワーク、IUCN-J(国際自然保護連合日本委員会)、公益社団法人 日本青年会議所、(財)自然公園財団、(財)水と緑の惑星保全機構 |
サポーター | 株式会社ルミネ、出光興産株式会社、財団法人休暇村協会、GREENSTYLE 事務局、財団法人国立公園協会、サントリーホールディングス株式会社、財団法人自然環境研究センター、株式会社シロキ、JAL×亀田製菓、住友生命保険相互会社、積水化学工業株式会社、一般財団法人セブン- イレブン記念財団、中越パルプ工業株式会社、株式会社電通、東京環境工科専門学校、東京電力株式会社、NPO 法人日本国際湿地保全連合、ボーイングジャパン |
自治体 | 愛知県・名古屋市(COP10 開催地)、石川県・金沢市(クロージングイベント開催地) |
関係省庁 | 外務省、文部科学省、農林水産省、経済産業省、環境省 |
地球生きもの委員会の活動報告
平成22年1月25日 第1回地球生きもの委員会 開催
平成22年は、国連の定めた「国際生物多様性年」です。本国際年については、国連決議により、全ての国連加盟国に対し、経済界、若者、学術界等多様な主体の代表者を含む国家的な委員会を設置し、国際年を記念する行事等を行うことが奨励されています。
このような要請に対応するため、環境省では「国際生物多様性年国内委員会」を設立し、平成22年1月25日(月)に「第1回地球生きもの委員会」 及び「地球いきもの応援団」によるMY行動宣言式を開催しました。
1.開催概要
(1)開催日時
平成22年1月25日(月)11:30~12:30
(2)開催場所
帝国ホテル 本館2F「蘭の間」
(東京都千代田区内幸町1-1-1)
(3)議題
国際生物多様性年国内委員会について
「地球いきもの応援団」MY行動宣言式
2.地球生きもの委員会及び同委員会幹事会における決定事項
(1)地球生きものプロジェクトについて
地球生きもの委員会の方針に沿い、国際生物多様性年及び国際生物多様性の日の普及啓発に寄与するため、同委員会委員が実施する事業を同委員会幹事会が承認。地球生きものプロジェクト毎にプロジェクトチームを設けて実施します。
(2)地球生きものサポーターについて
各種事業に協賛等する団体。各団体からの登録届出により、地球生きもの委員会事務局がサポーター登録します。また、国内委員会の運営に対して寄付をした団体もサポーターとして登録します。
(3)国内委員会ホームページについて
国際生物多様性年国内委員会に関する活動について、広く情報発信するために作成します。
- 環境省 報道発表資料 第1回地球生きもの委員会の開催について(お知らせ)
- 第1回地球生きもの委員会 配布資料一覧.pdf
- 資料1 国際生物多様性年について.pdf
- 資料2 国際生物多様性年国内委員会について.pdf
- 参考資料1 国際生物多様性年に関する国連決議.pdf
- 参考資料2 国際生物多様性年ロゴマーク及びスローガン.pdf
- 参考資料3 国際生物多様性の日について.pdf
- 参考資料4 グリーンウェイブ2010の実施等について.pdf
- 参考資料5 国際生物多様性年キャラクターについて.pdf
- 参考資料6 国際生物多様性年クロージングイベントについて.pdf
- 参考資料7 地球いきもの応援団について.pdf
- 参考資料8 生物多様性条約とCOP10の概要.pdf
- 参考資料9 広報スケジュール一覧.pdf
- 議事概要 第1回地球生きもの委員会 議事概要.pdf
平成22年4月29日 「地球いきもの応援団」MY行動宣言式
1.開催概要
(1)名称
国際生物多様性年記念イベント
(2)実施主体
環境省
(3)開催日
平成22年4月29日
(4)実施場所
新宿御苑(東京都新宿区)
2.目的
2010新宿御苑みどりフェスタの開催に合わせ、自然環境功労者大臣表彰式及び地球いきもの応援団等によるMY行動宣言式を行い、国際生物多様性年を盛り上げます。
3.結果
「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰式表彰者:32人
MY行動宣言:鳩山元首相、小澤環境大臣、江戸家猫八、榊原郁恵、田中律子、松本志のぶ、ルー大柴。(以上、敬称略)
報道参加社:TV8社、新聞9社、通信2社
4.その他
鳩山元首相、小澤環境大臣、江戸家猫八、榊原郁恵、田中律子、松本志のぶ、ルー大柴によるみどりフェスタ巡視を実施。また、ステージにてさかなクンとトークショウを実施しました。
報道参加社:TV8社、新聞9社、通信2社
5.当日の様子
→ 環境省 報道発表資料 国際生物多様性年国内委員会の活動状況について(お知らせ)
平成22年8月10日 第2回地球生きもの委員会 開催
平成22年1月に開催された「第1回地球生きもの委員会」 に引き続き、平成22年8月10日(火)に第2回地球生きもの委員会を開催しました。 今回は、国際生物多様性年が後半期に入ったことから、国内委員会の活動について中間報告を行うとともに、国際年終了後も国内委員会を存続するよう今後の組織展開について検討しました。
1.開催概要
(1)開催日時
平成22年8月10日(火)15:00~16:30
(2)開催場所
東京国際フォーラム G棟会議室5階 G502
(東京都千代田区丸の内3-5-1)
(3)議題
国際生物多様性年国内委員会の中間報告について
国際生物多様性年国内委員会の今後の展開について
その他
2.地球生きもの委員会及び同委員会幹事会における決定事項
新委員就任のご紹介
地球生きもの委員会委員長として日本経団連会長・米倉弘昌氏が就任され、新委員として元旭山動物園園長 小菅正夫氏が就任されました。
- 環境省 報道発表資料 第2回地球生きもの委員会の開催について(お知らせ)
- 第2回地球生きもの委員会 配布資料一覧.pdf
- 資料1 地球生きものプロジェクト一覧.pdf
- 資料2 地球生きもの委員会ホームページについて.pdf
- 資料3-1 国際生物多様性年国内委員会の今後の展開について(案).pdf
- 資料3-2 国際生物多様性年国内委員会の今後の展開について(概念図).pdf
- 資料3-3 国際生物多様性年国内委員会の今後の展開について(行動理念).pdf
- 資料4 国際生物多様性年国内委員会スケジュール.pdf
- 参考資料1 国連生物多様性の10年(環境省仮訳).pdf
- 議事概要 第2回地球生きもの委員会 議事概要.pdf
地球生きもの委員会のCOP10/MOP5での活動
地球生きもの委員会としてCOP10/MOP5では以下の活動を実施。
CEPAフェア
CEPAフェア(Fair on experiences and best practices in Communication, Education and Public Awareness)は、 生物多様性条約及びカルタヘナ議定書の目的達成に資する情報交換、教育及び普及啓発の取組やその成功事例について、締約国及び各種団体が発表し合う場です。
展示
- 期間:
- 10月11日~29日(MOP・COP期間)
- 内容:
- 「地球生きもの委員会」の取組に関するポスター展示とパンフレット配布。
プレゼンテーション
- 日時:
- 10月18日 13:15~14:00
- 場所:
- 名古屋国際会議場 2号館 1階 216A
- 題名:
- 国際生物多様性年国内委員会「地球生きもの委員会」の取組
- 内容:
- 「地球生きもの委員会」の活動紹介と、同委員会委員が今後の展開を語るトークセッション。
「生物多様性交流フェア」ブース展示
生物多様性フェアは、COP10会議場に隣接する白鳥公園を中心に開催される、生物多様性をテーマとした国際的な発表・交流展示会。
- 期間:
- 10月11日~29日(MOP・COP期間)
- ブース名:
- 国際生物多様性年国内委員会「地球生きもの委員会」 (環境省)
- 内容:
- 「地球生きもの委員会」の活動、「地球生きものプロジェクト」の紹介及びMY行動宣言の募集など。
サイドイベント
- 期間:
- 10月26日 13:15~14:45(開場13:00)
- 場所:
- 名古屋学院大学体育館 2階
- 題名:
- 国際生物多様性年・地球生きもの委員会報告会 ~「国連生物多様性の10年」に向けて~
- 内容:
- 経済界、学識経験者、関係機関等、 国内の多様な主体から成る「地球生きもの委員会」の活動紹介と、同委員会委員が「国連生物多様性の10年」に向けて語るパネルディスカッション。
平成23年2月10日 第3回地球生きもの委員会 開催
平成22年8月に開催された「第2回地球生きもの委員会」に引き続き、 平成23年2月10日(木)に第3回地球生きもの委員会を開催しました。 今回は、平成22年度最後の委員会ということもあり、国際生物多様性年の成果の報告をし、今後の国連生物多様性の10年の活動に向けて意見を交換しました。
1.開催概要
(1)開催日時
平成23年2月10日(火)16:30~18:00
(2)開催場所
ホテルニューオータニ『翔の間』
(東京都千代田区紀尾井町4-1)
(3)議題
国際生物多様性年の成果について
国連生物多様性の10年に向けた対応について
その他
2.決定事項
地球生きもの委員会を、国連生物多様性の10年に対応した委員会に改組することが決定となりました。名称については今後検討予定です。
- 環境省 報道発表資料 第3回地球生きもの委員会の開催について(お知らせ)
- 第3回地球生きもの委員会 配布資料一覧.pdf
- 第3回地球生きもの委員会配布資料.zip
- 資料1-1 生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の結果.pdf
- 資料1-2 地球生きものプロジェクト一覧.pdf
- 資料1-3 地球生きもの委員会による事業報告について.pdf
- 資料2-1 国連生物多様性の10年について.pdf
- 資料2-2 「地球生きもの委員会」の改組について(案).pdf
- 参考資料1 地球生きものプロジェクト報告シート.pdf
- 参考資料2 生物多様性に関する企業・自治体の主な取組について.pdf
- 議事概要 第3回地球生きもの委員会 議事概要.pdf