認定連携事業の紹介

認定連携事業 第11弾(2017.9)

野の鳥は野に

団体名 全国野鳥密猟対策連絡会
連携主体 警察庁、環境省、全国の関係機関と日本野鳥の会90支部、環境再生保全機構
地域 全国

野鳥の密猟撲滅を目指し、当たり前の生態系を取り戻すべく、発足当時の活動目標は、①野鳥の輸入を禁止する、②現行法に基づく野鳥の密猟取り締まりの強化、③環境省による愛玩飼養制度の廃止とし、全て達成しました。

●認定のポイント:取組の重要性
野鳥の密猟対策を長年継続し、また、関連法制への提言などを行っており、生物多様性保全上高い効果のある取組です。

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次世代につなごう!!「千年サンゴ」保全プロジェクト

団体名 千年サンゴと活きるまちづくり協議会
連携主体 特定非営利活動法人カイフネイチャーネットワーク、牟岐東漁業協同組合、牟岐町商工会、牟岐町観光協会、牟岐町、徳島県南部総合県民局
地域 四国

海水温の上昇等により、サンゴを食べるオニヒトデや食巻貝が大量発生し、牟岐大島内湾(徳島県海部郡牟岐町)に生息するツリー状のコブハマサンゴ(千年サンゴ)の消滅が危惧されたことから、平成21年に地域のボランティアダイバーが中心となり、保全活動を開始しました。

●認定のポイント:取組の重要性
食害生物駆除などの保全活動に留まらず、環境教育や人材育成、生物多様性を活かした地域づくりの推進などの効果が期待されます。

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ユニトピアささやま里山再生活動

団体名 パナソニック エコリレー ジャパン
連携主体 パナソニックG労働組合連合会休暇村ユニトピアささやま、地元農家、大学など
地域 近畿

兵庫県篠山市にあるパナソニックグループ労働組合連合会が所有する休暇村施設「ユニトピアささやま」(約8万坪)のフィールド内で、かつての里山を忠実に再現しながら「里山の循環的利用」を目指す取り組みです。

●認定のポイント:取組の重要性
企業の保養地を生物多様性保全の実践や環境教育の場としても活かすユニークな取組で、保全活動、教育普及活動など様々な取り組みが、市民を巻き込みながら展開されています。

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身近な自然に親しみ、環境保全の喜びを! 幅広い世代との交流を!

団体名 藤沢 自然と親しむ会
連携主体 神奈川県植物誌調査会 藤沢グループ、藤沢グリーンスタッフの会、石川丸山谷戸援農クラブ、里地里山景観と農業の再生プロジェクト、神奈川県自然保護協会、モース研究会、日本大学生物資源科学部 くらしの生物学科、神奈川県公園協会 境川遊水地公園
地域 関東

湘南・藤沢の自然にふれ、その自然観察を通じて、環境・歴史・文化などを再認識し、次世代へ向けて 自然環境保全と地域社会の発展に取り組む活動を行っています。実際にその地に生息する生物を確認し、また同時に外来種の存在を知り駆除活動を行っています。

●認定のポイント:取組の重要性
地域住民を巻き込む形で環境教育、外来種対策、普及啓発などを総合的に実施しており、保全や持続可能な利用への意識向上が期待される。

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従業員ボランティアによる生物多様性保全への継続支援

団体名 富士ゼロックス 端数倶楽部
連携主体 富士ゼロックス関連会社、日本自然保護協会、大雪と石狩の自然を守る会等の市民団体多数
地域 全国

端数倶楽部は富士ゼロックスおよび関連会社が支援し、従業員が自発的に運営しているボランティア組織です。活動の一つとして全国の自然保護団体への寄付と、植樹や珊瑚礁白化防止などの自然保護活動の支援を通じ、生物多様性保全に貢献しています。年間15件/260万円程度の寄付と、年間10件程度の保全活動を約25年間継続して実施しています。

●認定のポイント:取組の重要性
従業員給与の端数(100円未満)などを、社会貢献活動費としてプールする社内の仕組みを構築するなど、継続的な資金確保の工夫がなされ、生物多様性保全活動などを支援する取組です。

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生物多様性に配慮した森づくり(森林ESDの推進)

団体名 公益財団法人Save Earth Foundation
連携主体 地方自治体、教育機関、森林組合、NPO、地域の活動団体、民間企業等
地域 全国

自然の恵み豊かな環境を子どもたちの未来へ繋げるために、生物多様性の保全に配慮した森林再生事業を実施しています。保全協定を結んでいる千葉県山武市(11ha)・長野県東御市(11ha)の市有林の他、いくつかの森林でも活動を実施しています。

●認定のポイント:取組の重要性
計画的な森林保全活動、環境教育・普及啓発にくわえ、保全協定という活動の継続性を担保するなど取組へ工夫があり、生物多様性保全と持続可能な利用の高い効果が期待されます。

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耕作放棄地活用/食農環境教育プログラム「小田原農の学校」

団体名 NPO法人 小田原食とみどり
連携主体 小田原市、パルシステム神奈川ゆめコープ、ジョイファーム小田原、小田原有機の里づくり協議会、小学校、JAかながわ西湘曽我支部青壮年部、おだわら環境志民ネットワーク他市民団体、トータルライフサービス等企業
地域 関東

耕作放棄地11圃場1.1ヘクタールを活用し、都市住民を対象に年間登録制(2016年は556名)で農の学校(「たんぼ」「はたけ」「ハーブ」「果樹」)を開催。無農薬栽培・収穫・販売まで通年で体験。果樹は農家の暮らし体験。田んぼベテラン組は60名が、7枚の田んぼを無農薬で栽培。黒米も栽培し販売して活動の運営資金に充当。田んぼの脇にビオトープも作り小田原めだかを保護し地域の環境保全への意識付けとしている。エコ農家が勉強しながら無農薬栽培を指導、共に学び考える機会となっています。

●認定のポイント:取組の重要性
都市近郊における生物多様性に配慮した農法について、習熟度に応じた体験コースを提供するなど人  材・能力育成プログラムが充実しており、生物多様性の保全と持続可能な利用に資する取組です。

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湘南タゲリ米プロジェクト

団体名 三翠会
連携主体 日本野鳥の会・日本野鳥の会神奈川支部・茅ヶ崎市西久保生産組合・茅ヶ崎市
地域 関東

都市化が進む神奈川県湘南地区の水田の生物多様性を未来に残すため、「タゲリ」(IUCN準絶滅危惧種)をシンボルとして水田の価値を付加した生きものブランド米「湘南タゲリ米」を農家から高く買上げ、広く市民や企業に販売することで水田の継続と生物相の維持、価値の普及を目指しています。

●認定のポイント:取組の重要性
地域レベルで絶滅危惧種のタゲリや水生生物の保全、消費者の多い都市近郊という立地を活かしたタゲリ米関連の商品開発など事業の継続性への工夫など、生物多様性の保全と持続可能な利用に資する取組です。

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Blue Earth Project

団体名 Blue Earth Project
連携主体 各地水族館、飲食店(協力呼びかけ先)など
地域 全国

「女子高生が社会を変える!」をキャッチフレーズに、全国約200名の高校生が、環境問題に対して、女子高生だからできる、女子高生ならではの身近なアクションを考えて、街中で訴える活動です。昨年度はサンゴの保全を訴えて、全国で1万827枚のサンゴへのメッセージを集め、270株のサンゴ苗を沖縄県恩納村にチーム美らサンゴ様の協力で植えていただきました。

●認定のポイント:取組の重要性
学生による自由な発想や行動力が、生物多様性の普及啓発や保全活動の支援に効果的に活かされる取組を展開しています。

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