イベント情報

UNDB-J 第6回生物多様性 全国ミーティング(開催報告)

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開催日時 2016年10月20日(木)13:00~16:30
会場 ぎふ清流文化プラザ 長良川ホール(岐阜県岐阜市学園町3-42)
主催等 主催:国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)、環境省、岐阜県            共催:生物多様性自治体ネットワーク
定員
費用
備考

UNDB-J第6回生物多様性全国ミーティングの開催結果について

「国連生物多様性の10 年日本委員会(UNDB-J)」と環境省は、10月20日(木)に岐阜県岐阜市において、関環境副大臣、古田岐阜県知事らの出席の下、「第6回生物多様性全国ミーティング」を開催しました。

元旭山動物園園長で札幌市円山動物園参与である小菅正夫氏による講演や、UNDB-J キャラクター「タヨちゃんサトくん」と岐阜県キャラクター「ミナモ」による「生物多様性キャラクター応援団共同宣言式」、委員会が推奨する認定連携事業の表彰、生物多様性アクション大賞の発表を行いました。

また、開催地である岐阜県における生物多様性の取組みの発表や、生物多様性をテーマとしたパネルディスカッション等を実施しました。

概要

開催日時 2016年10月20日(木)13:00~16:30
会場 ぎふ清流文化プラザ 長良川ホール (岐阜県岐阜市学園町3-42)
主催等 主催:国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)、環境省、
岐阜県
共催:生物多様性自治体ネットワーク
出席者数 約340名
会場の様子 生物多様性キャラクター応援団
共同宣言式

開催結果

1.開会挨拶

  • 冒頭、前事務次官の関 環境省顧問より、「COP13の主要な議題に「農林水産業及び観光業における生物多様性の主流化」がある。岐阜県は豊かな自然を適切に管理し漁業・農業・林業などの産業、鵜飼漁などの伝統文化が成り立っている。自然と共生する生活・文化の取組を世界に発信し「生物多様性の主流化」の議論に積極的に貢献したい。本日の会合が皆様の取組を後押しし、連携をさらに強めることを通じて、本委員会の活動が生物多様性の主流化に向けた国民運動の原動力となっていくことを切に祈念する。」との挨拶がありました。
  • 本ミーティング開催地である岐阜県の古田知事からは、「長良川は岐阜県のシンボル。多様な生物が生息し、流域の伝統・歴史・文化にも深く関わっている。国際連合食糧農業機関に世界農業遺産として昨年12月に登録。内水面漁業や川を対象とした世界農業遺産は初で、国連からの提案もあり内水面漁業の研修センターを立ち上げた。石川県では「能登の里山里海」で世界農業遺産の登録を行ったが、我々は「里川」という事で、山と川と海が繋がった。ひと繋がりの中で考えていこうという事で、今後石川県と更に連携を深めたい。本会を通じて更に生物多様性について力強い足取りが進む事を期待する。」とのご挨拶がありました。
  • 続いて、国連生物多様性の10年日本委員会を代表して、涌井委員長代理から、「私が学長を務める岐阜県立森林文化アカデミーは基本理念に「森林と人との共生」があり、自然の循環と一体となった持続可能な社会を築くことを目指す。岐阜県はすぐれた「ものづくり(匠)」と「木造建築」の伝統がある。私たちの暮らしは生物多様性が育む恵みに支えられ成りたっている。ここにご参加の皆さまが、その認識をいっそう深められ、それぞれの立場でその認識を身近の方に伝え拡げて頂くことが、生物多様性の主流化に一番大切な事。今会がそのきっかけとなることを心から祈念し、皆さまの一層のご協力、ご尽力をお願いする。」とのご挨拶がありました。
関 環境省顧問 古田 知事 涌井 委員長代理

2.生物多様性キャラクター応援団共同宣言式

UNDB-Jキャラクター(中央から左)
サトくんタヨちゃん
岐阜県キャラクター(中央から右)
ミナモ

UNDB-Jキャラクター「タヨちゃんサトくん」と岐阜県キャラクター「ミナモ」が、今後協力して生物多様性に関する普及啓発に取り組むため「生物多様性キャラクター応援団共同宣言」を行いました。

3.講演 「生物多様性と動物園」

北海道大学客員教授/
元旭山動物園園長/
札幌市円山動物園参与
小菅 正夫 氏

「動物園は世界中の動物と会える、正に生物多様性を体感できる場所。今後の動物園が目指すべき方向性は、ただ見せるだけ、考えてもらうだけではなく、保護増殖事業の実働部隊、更には域外保全とも関わりを持つ姿だ。「多様性」というのは、「命の繋がり」を言うのだと思う。日本が多くの生き物で溢れる多様性の国でい続けるために、私達は自分達が暮らす足元の多様性を守る事をしなければ。それをやり続ければ、いつまでも日本はホットスポットのままでいられると思う。ぜひ今日の機会をスタートに、日本の自然環境が維持できる活動に皆様の活動が進んでいけば良いと願っている。」と講演されました。

4.UNDB-J認定連携事業 第8弾、第9弾 表彰式

IUCN-J 道家副会長 UNDB-J認定連携事業 表彰式

UNDB-Jが推奨する連携事業を認定する意義・仕組み、第8弾、第9弾として認定された16事業について紹介され、当日出席いただいた12団体に認定証が授与されました。
認定連携事業第8弾 http://undb.jp/authorization/authorization_year/2016-3/
認定連携事業第9弾 http://undb.jp/authorization/authorization_year/2016-10/

5.生物多様性アクション大賞2016 各部門賞発表・取組紹介

一般社団法人CEPAジャパン代表
UNDB-J委員
川廷 昌弘 氏

総数104件の応募活動の中から選ばれた、「たべよう」「ふれよう」「つたえよう」「まなぼう」「えらぼう」の各部門の優秀賞をはじめ、各賞の受賞者を発表しました。11月19日の受賞式典において、優秀賞受賞者によるプレゼンテーションを経て大賞を決定します。受賞結果は以下をご参照ください。
http://5actions.jp/award/result.html

 

6.UNDB-Jロードマップについての報告

環境省自然環境局
自然環境計画課生物多様性施策推進室
室長 西山 理行

国連生物多様性の10年日本委員会の紹介と、愛知目標の達成期限である2020年に向けて更なる取組の強化を行うための「ロードマップ」の発表がありました。続いてロードマップ内の「目指すべき社会像」について説明があり、MY行動宣言といった具体的な取組の紹介がありました。
※ロードマップについては、環境省報道発表資料(http://www.env.go.jp/press/103121.html)からご確認ください。

7.事例発表
テーマ:「清流の国ぎふにおける生物多様性の取組みについて」
長良川流域の自然の恵みと伝統文化の継承~鵜飼、和傘~

久津輪 雅 氏(岐阜県立森林文化アカデミー 准教授)
足立 陽一郎 氏(小瀬鵜飼・鵜匠)
高橋 美紀 氏(和傘職人)

岐阜県立森林文化アカデミーの紹介や、長良川流域の自然の恵みを活かした鵜飼や和傘といった伝統文化の説明がありました。最後は久津輪氏から、「岐阜県の色々な森林の資源の豊かさを活かして、それを物作りや文化に繋げて行く活動を今後も行っていきたい」という発言がありました。

8.パネルディスカッション
テーマ:「地域の生物多様性(自然)の恵みを活かした生活・文化のために」

(コーディネーター)
川廷昌弘 氏(一般社団法人CEPAジャパン代表/UNDB-J委員)
(パネリスト)
久津輪 雅 氏(岐阜県立森林文化アカデミー 准教授)
安孫子 勝広 氏(労働金庫連合会 総合企画部長)
曽我 千代子 氏(特定非営利活動法人加茂女)
西山 理行(環境省 自然環境局 自然環境計画課 生物多様性施策推進室長)

各組織から、まずは生物多様性に関する取組の紹介がありました。続いて、その取組のきっかけや、周囲を巻き込む等の取組を広げるために行っている事、次世代へ取組をつないでいくための課題について話し合いました。「生物多様性」という言葉自体の認識に対する話もあり、最後には会場の参加者に本会を通して得た事等を議論してもらいました。

9.閉会挨拶

  神戸市 環境局 環境保全部
自然環境共生課長
磯部 敦彦 氏

生物多様性自治体ネットワーク加盟自治体であり、次回開催地の神戸市から「来年度の全国ミーティングは神戸市で開催する。神戸市は山あり海ありの自然豊かな都市で、市民生活と自然との距離が近い。神戸市としても、更に生物多様性保全活動を進めていくとともに、胸を張って皆様をお迎え出来るよう準備を進めて行く。」との挨拶がありました。

10.展示の様子

岐阜県展示コーナー UNDB-Jコーナー

【参考】
○「国連生物多様性の10年日本委員会」(UNDB-J)
2011年から2020年までの10年間は、国連の定めた「国連生物多様性の10年」です。生物多様性条約第10回締約国会議(2010.10愛知県名古屋市)で採択された、新たな世界目標である「愛知目標」の達成に貢献するため、国際社会のあらゆるセクターが連携して生物多様性の問題に取り組むこととされています。
これを受け、愛知目標の達成を目指し、国内のあらゆるセクターの参画と連携を促進し、生物多様性の保全と持続可能な利用に関する取組を推進するため、「国連生物多様性の10年日本委員会」(UNDB-J)が2011年9月に設立されました。環境省は、事務局を務めています。
(ウェブサイト)http://undb.jp/
○生物多様性キャラクター応援団
国民一人ひとりに生物多様性に対する認知や理解を広げ、国民運動として取組を促進するため、2012年9月に旗揚げした、現在100体を超える広報組織です。広く様々なキャラクターからの入団申請を募集中です。セミナー等における「生物多様性キャラクター応援団共同宣言式」の実施、生物多様性マガジン「Iki・Tomo(イキトモ)」での情報発信など、積極的な広報活動を行っています。
(ウェブサイト)http://undb.jp/committee/team/chara/
○MY行動宣言 5つのアクション、生物多様性アクション大賞
国民一人ひとりが生物多様性との関わりを自分の生活の中でとらえることができるよう、UNDB-Jは、5つのアクションの中から自らの行動を選択して宣言する「MY行動宣言シート」の活用を広く呼びかけています。
(ウェブサイト)http://undb.jp/committee/tool/action/
また、2013年度に創設された「生物多様性アクション大賞」は、全国各地で行われている5つのアクションに取組む団体・個人を表彰し、生物多様性の主流化に貢献するものです。2014年度より、UNDB-J主催、一般財団法人セブン-イレブン記念財団共催にて実施しています。
(ウェブサイト)http://5actions.jp/award/
○UNDB-J認定連携事業
各セクターの参加と連携を促進するため、「にじゅうまるプロジェクト」の登録事業等の中から、UNDB-Jが推奨する連携事業を認定しています。
UNDB-J認定連携事業については、UNDB-Jのロゴマークをご使用いただけるとともに、UNDB-Jとしても生物多様性全国ミーティングや生物多様性地域セミナー等において紹介するなど、積極的な広報活動を展開しています。
(ウェブサイト)http://undb.jp/authorization/

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