イベント情報

UNDB-J 生物多様性地域セミナーin大分(開催報告)

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  • 地域セミナー
  • 開催報告
開催日時 2014年9月20日(土) 13:00~16:40
会場 大分農業文化公園 大研修室
(大分県杵築市山香町大字日指1-1)
主催等 主催:国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)、環境省、大分県
共催:生物多様性自治体ネットワーク、
国東半島宇佐地域世界農業遺産推進協議会
定員 180名
費用
備考

UNDB-J生物多様性地域セミナー in 大分 の開催結果について

国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)、環境省及び大分県は、9月20日(土)に大分県杵築市において、市民、企業、NPO/NGO及び自治体の方々を対象に、「生物多様性地域セミナーin大分」を開催しました。 UNDB-Jキャラクター「タヨちゃんサトくん」と大分県マスコットキャラクター「めじろん」による「生物多様性キャラクター応援団共同宣言式」、地球いきもの応援団の一人であり生物多様性リーダーでもある森田正光さんの講演のほか、愛知目標の達成に向けた地域での活動事例等の発表やパネルディスカッションを行いました。

概要

日時 2014年9月20日(土) 13:00~16:40
会場 大分県農業文化公園 大研修室 (大分県杵築市山香町大字日指1-1)
主催等 主催:国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)、環境省、大分県
共催:生物多様性自治体ネットワーク、国東半島宇佐地域世界農業遺産推進協議会
出席者数 約180名

1. 開会挨拶

環境省九州地方事務所長亀澤玲冶 JA全中大西委員
環境省 九州地方環境事務所長
亀澤 玲治 氏
UNDB-J委員・全国農業協同組合中央会(JA全中)
常務理事 大西 茂志 氏
大分県副知事 二日市氏 国東半島宇佐地域世界農業遺産推進協議会 会長 林氏
大分県 副知事 
二日市 具正 氏
国東半島宇佐地域世界農業遺産推進協議会
会長  林 浩明 氏

2. 式典:生物多様性キャラクター応援団共同宣言式

式典の様子 UNDB-J「タヨちゃん サトくん」
大分県「大分県応援団”鳥”めじろん」

UNDB-Jキャラクター「タヨちゃんサトくん」、大分県「大分県応援団”鳥”めじろん」が、今後、協力して生物多様性に関する普及啓発に取り組むため「生物多様性キャラクター応援団共同宣言」を行いました。

3. 講演 「異常気象と生物多様性」

森田正光さん 森田さん講演風景
生物多様性リーダー・地球いきもの応援団 森田正光 さん

頻発している異常気象と地球温暖化の関係、急速に進む温暖化について解説していただきました。そして、異常気象と生物多様性の関係について、温暖化により気候帯が移動する速度に植物の移動が追いつかないことで、生態系に及ぼす影響の大きさをわかりやすくお話ししていただきました。

4. 発表1 UNDB-Jの活動状況と生物多様性をめぐる最近の話題

環境省生物多様性施策推進室 村上写真 環境省 自然環境計画課 生物多様性施策推進室
環境専門員 村上 賢史
UNDB-Jが推進するアクション大賞、連携事業の認定、子供向け推薦図書「生物多様性の本箱」などUNDB-Jの活動状況のほか、生物多様性をめぐる最近の話題について紹介しました。

5. 発表2 地域での活動事例の発表

(1)生きものも育む自然共生型田んぼづくり 【UNDB-J連携認定事業】

九重ふるさと自然学校 代表 川野氏写真 九重ふるさと自然学校
代表 川野 智美 氏
地域の自然環境保護・保全活動として、野焼きや外来植物の駆除、草原ビオトープづくりを行っていること、自然共生型の田んぼづくりでは、豊富な温泉を利用し春先早期に水をためる「湯苗」という伝統的な手法や耕作放棄地を活用した田んぼビオトープ、魚道を作る等、生きもののくらしやすい環境づくりの取組を紹介されました。

(2)トキと暮らす島 生物多様性佐渡戦略 【UNDB-J連携認定事業】

佐渡市 総合政策課長 渡辺氏写真 佐渡市 総合政策課長
渡辺 竜五 氏 
トキの野生復帰に際し、佐渡島全体での生息環境の再生が重要と認識し、餌場となる生きものを育む農法「朱鷺と暮らす郷づくり認証制度」を発足し、米のブランド力向上による農業経済と生物多様性の再生を目指している。「佐渡を知る・守る・使う」を基本理念とした「トキと暮らす島 生物多様性佐渡戦略」の策定、世界農業遺産の認定等、多面的な取組について、お話しされました。

(3)多様な生物のいる中津干潟と保全活動

NPO法人水辺に遊ぶ会 理事長 足利氏写真 NPO法人水辺に遊ぶ会
理事長 足利 由紀子 氏
瀬戸内海随一の規模と環境を誇り、カブトガニの国内最大級の生息地である中津干潟。開発から貴重な干潟を守るため15年にわたり続けている、観察会や市民参加による調査活動、海岸清掃等の取組、漁業者との連携による囲い刺し網漁やノリづくり等、地域の漁業を知る取組を通じて、干潟や生きものの魅力を楽しく、多くの人に伝える活動について紹介されました。

(4)「国東半島宇佐地域世界農業遺産」地域の生物多様性

日本文理大学工学部 教授 杉浦氏写真 日本文理大学工学部
教授 杉浦 嘉雄 氏
国東半島宇佐地域は、雨水が浸透しやすい火山性の土壌をクヌギ林による涵養とため池群により、水田農業を可能にし、原木シイタケ等農林産物を育んできたシステムが評価され、平成25年世界農業遺産に認定された。この栄養豊富な水循環は、上流域のオオサンショウウオやオオイタサンショウウオ、河口域のカブトガニ等、豊かな生物多様性を支えていると、お話しされました。

6. パネルディスカッション
「ひとの営みが育む”生物多様性”~農林水産業との”つながり”を考える~」

パネルディスカッションの様子

(コーディネーター)
日本文理大学工学部 教授 杉浦 嘉雄 氏
(パネリスト)
九重ふるさと自然学校 代表 川野智美 氏
佐渡市 総合政策課長 渡辺竜五 氏
NPO法人水辺に遊ぶ会 理事長 足利由紀子 氏
UNDB-J委員・全国農業協同組合中央会(JA全中)
常務理事 大西茂志 氏

川野氏、足利氏から環境保全活動と地域の農林水産業が連携することで、地場産業を元気にし、持続可能な地域づくりを進める重要性について、世界農業遺産の先進地である佐渡市の渡辺氏やJA全中の大西氏から「生きものブランド」等、生物多様性に取り組みながら農産物に付加価値をつけていく取組について話し合われました。 持続可能な農林水産業が地域の生物多様性の保全につながるので、「田んぼの生物多様性向上10年プロジェクト」への登録など、できることから実践して欲しいとの呼びかけがありました。 パネルディスカッション終了後、UNDB-J委員の山本氏から、次世代を担う子どもたちが川や自然にもっと触れ合える環境を整えることが必要といったコメントがありました。

7.UNDB-J推薦子供向け図書「生物多様性の本箱」の展示等

セミナーの会場で、生物多様性の解説パネルやUNDB-J推薦子供向け図書「生物多様性の本箱」の展示を行いました。

生物多様性の本箱の展示風景

8.関連行事

(1)生物多様性ブース展示 9月20日(土)~28(日)の期間中、大分農業文化公園展示ホールで、県内の団体による生物多様性ブース展示が開催されました。

ブース展示の様子 ブース展示の様子

【ブース展示内容】
○くじゅうの水辺の生きもの(九重ふるさと自然学校 )
○中津干潟の生きものたち(NPO法人水辺に遊ぶ会)
○希少野生動植物ハッチョウトンボ(大分ため池データバンク)
○特定外来生物アライグマ防除の取組(NPO法人おおいた環境保全フォーラム)
○国東半島宇佐地域世界農業遺産について( 国東半島宇佐地域世界農業遺産推進協議会 )
○県内での生物多様性保全の取組(大分県)

(2)生物多様性フィールドワークの開催
大分県内各地において生物多様性フィールドワークを開催されています。詳しくは下記ウ ェブサイトをご確認ください。
http://www.pref.oita.jp/soshiki/13000/tayousei.html

フィールドワークに様子 山国川のおさかな観察会 (NPO法人水辺に遊ぶ会)

(3)関連行事の問い合わせ先 大分県 生活環境部 生活環境企画課 自然保護・温泉班 電話:097-506-3021

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