UNDB-Jの活動について

Interview:地球いきもの応援団

今森 光彦(いまもり みつひこ)写真家

今森 光彦(いまもり みつひこ)


生物多様性についてご自身が生活の中で大切にされていることや、特に意識されていることについて教えて下さい。

私の場合は、身のまわりのささいなことからはじめています。たとえば、生ゴミはすべて、畑に捨てたり、落ち葉は腐葉土にしたりしています。農薬を使わずに、野菜もつくります。なつかしい土の匂いがもどってくるといいなと、いつも思います。 それと、庭に植える植物は、鳥や昆虫などの顔を思い浮かべながら植栽したり剪定したりしています。大好きないきものたちの輪にすこしでも入りたい、そんな気持ちです。

いま、取り組まれている具体的な生物多様性に関する取組があれば、教えて下さい。

滋賀県高島市マキノ町にあるスキー場を雑木林にもどす「萌木の国プロジェクト」をすすめています。カブトムシやクワガタムシをはじめとする昆虫や野鳥の住む楽園をとりもどそうとする試みです。
また、今年の夏は、18年以上にわたって管理してきた雑木林を舞台に「萌木の国・昆虫教室」を開催します。小さな生命かをとおして雑木林を理解する本格的なイベントを開催予定。詳しいご案内は、今森光彦のホームページを参照してください。

誰もが取り組める生物多様性を大切にする行動はどのようなことだと思われますか。

生物多様性をもどすには、やはり、環境についての理解が必要です。食生活に関心をもったり、農業への関わりをもったり、いろいろとできるはず。最近は、田植えや野菜作りなど、農家の人のお手伝いができる場があるので、どんどん参加してほしい。昔ながらの農業を知ることによって、日本の生物がどのよにして生きてきたかを知ることができるはずです。

読者の皆さんへメッセージをお願いします。

子どもの頃は、家をでたらすぐに田んぼがあって、10分も歩けば、湖がありました。田んぼには、トンボが舞い、湖には、魚がたくさんいました。でも、今、その面影はまったくありません。私には、こどもたちが遊ばなくなった田んぼや湖の風景がすごく寂しく見えます。
私たちのまわりには、鳥や昆虫たちも生きています。環境をわかちあっている喜びを味わって生きてゆきたいですね。そして、かつていきものがたくさんいた田んぼや雑木林をぜひもどしたいものです。

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